中村誠の資生堂 – 美人を創る

中村誠の資生堂 - 美人を創る A4フライヤー

1950年代〜1980年代にかけて数多くの広告を手がけてきたグラフィックデザイナー兼アートディレクターである中村誠氏の資生堂時代の仕事の回顧展が資生堂ギャラリーで開催されているので行ってきました。

挨拶文に写真をイラストのような表現をとある通り大胆なトリミングや構図が非常にダイナミックでストレートな表現を感じます。
この展示で非常に面白いのが手掛けた広告と合わせて校正のチェックが入ったものや新しい技術や表現の導入などをピックアップして紹介している点。
特に校正のチェックは面白く、PCがなかった時代は版に直接レタッチを施していたので赤の入ったところを比較しながら見るとその完成度とそれをイメージして的確な指示を出していることを考えると思わず見入ってしまいます。

また作品に使われている服をまだ多摩美学生時代だった三宅一生に頼んだなど先見の明もあったようで。他にも素材用なども含めたポジフィルムや自宅の記録写真、インタビュー映像なども合わせて展示されています。

デザイナーの先進性や表現力と職人のような緻密さを感じ取れると思うので、若いグラフィックデザイナーや目指している方は是非見ておいて欲しい展示です。