種田陽平による三谷幸喜映画の世界観展

種田陽平による三谷幸喜映画の世界観展 A4チラシ

キル・ビルなどの映画美術監督で世界的に有名な種田陽平氏の三谷幸喜監督作品の世界観を表現した展示が上野の森美術館で開催されているので行ってきました。種田氏の展示というと2010年に東京都現代美術館で開催された借りぐらしのアリエッティ展を思い出す人が多いかと思いますが、あれを期待するとガッカリするかと思います。

かくいう自分もガッカリしてしまった一人です。メインとなるのはこれまでの「THE 有頂天ホテル」「ザ・マジックアワー」「ステキな金縛り」と明日(11月9日)公開となる「清州会議」を加えた4本。

公開済の3本はそれぞれ昭和レトロな映画館の一部屋のようなセットに写真や種田氏によるイメージボード(舞台美術デザイン)、実際使われた小道具や衣装などとセット模型と舞台の立体パネルが展示されています。がちょっと展示作品が少なさと立体パネルが緞帳とシャンデリアなど一部が立体パネルになっているだけで寂しい感じが…。
おそらくアリエッティ展がスゴ過ぎたせいでどうしても比較してしまうのが問題かなと。
美術館の規模的に同じようなのは無理なのはわかってはいるんですが、側面の壁を立体パネルや入口の映画館のドアに合わせるとかもう少し拘って欲しかった。
立体パネルのみ撮影OKだったので参考までに。

THE 有頂天ホテルの立体パネル
THE 有頂天ホテル

ザ・マジックアワーの立体パネル
ザ・マジックアワー

ステキな金縛りの立体パネル
ステキな金縛り

清州会議は更に進んだ2階に展示されてますが、こちらも清州城の模型や一部屋の再現と小道具やイメージボードなどが展示されてます。
他に各舞台美術を三谷幸喜氏が解説した映像も上映しているんですが、その中のセットが素晴らしいだけに少しでもそれをここで再現してくれればと残念でしょうがありませんでした。まぁ映画のセットは消耗品で終わると壊しちゃうからしょうがないんですが…。

ちなみにこの映像は三谷氏がキャラ全開で「どう?すごいでしょう?」感満載で解説してくれるので面白いです。ひょっとしてこの映像がメインじゃないのか?という気すらしました。

三谷幸喜作品好きな人は小道具や資料を見て「あー!!」と裏舞台を見た感じで面白いかと思いますが、世界観展という壮大なタイトルとしてはちょっと物足りないかなという感じ。展示のセットにももう少し世界観を反映して欲しかったです。

4日(月)の振替休日に行ってきましたが比較的空いていました(雨降った後だからかも)。今月17日(日)までの開催です。
ちなみにWIREDの方にちょうど種田氏のインタビュー記事が掲載されてます。