「地上最大の手塚治虫」展

「地上最大の手塚治虫」展 二つ折りA4チラシ

誰しもが1作品ぐらいは見たことであるであろう漫画の神様こと手塚治虫の地上最大?の展示が世田谷文学館で開催されているので行ってきました。公民館の1スペースなので美術館の展示とかに比べると規模は小さいので、地上最大かは置いといてかなり見応えのある展示となってます。

手塚治虫の小学生3年生の頃にノートに描いた漫画や自分で作成した昆虫図鑑、ベレー帽や使っていた画材を年譜と合わせた紹介から始まり、各作品やその背景・見所などの紹介を原画と合わせた紹介などが展示されています。また「鉄腕アトム」「リボンの騎士」「ブラック・ジャック」「三つ目がとおる」などの有名作品は関連アイテム(三つ目がとおるの場合は赤いコンドル)も展示されています。

この展示は今流行(?)の漫画家の原画展ではなく手塚作品の見どころを紹介した展示かと思います。もちろん原画も多く展示されていますが、手塚治虫作品をあまり読んでない人にはこれだけ深い漫画であるということを伝え、愛読者にはその背景やストーリーとは外れたところの見どころを紹介したという、言うなれば「手塚治虫作品完全マニュアル」といった感じかと。
なので代表作に絞ってではなく幅広く紹介してあります。

個人的に非常に面白かったのは手塚治虫本人が作成した様々な資料です。冒頭にも書いた小学3年生の頃にノートに描いたという漫画や中学の頃に採集した昆虫を細密なイラストと共にまとめたオリジナル図鑑などクオリティが非常に高いです!ノートに描いた漫画は小3とは思えないぐらい絵だけでなく漫画として完成されているのには驚きました。
また手塚治虫が医師免許を持ってることは有名ですが大学の時代の授業のノートなども展示されていて、これまた丁寧に図解入りで書いてあります。残念なのはこれらの資料はガラスケースの中なので(当然だけど)、見開き1ページ分しか見れないという点ですが…。念動力があればページめくるのに!って思うことでしょう。

また手塚作品には他の作品の登場人物に似た人物(場合によっては手塚治虫本人も)がよく出てくるんですがこれを「スターシステム」といい、更にキャラクターを劇団員と考え特徴からギャラなど詳細データをまとめた自筆の「スター名鑑」まで作っていたのには驚きました。このスター名鑑はスライドショーで流されています。

他にもブラック・ジャックの「二つの愛」を原画で1話丸ごとの展示や当時の掲載誌や関連資料なども多く展示されているスペース以上に見所のある展示となってます。
手塚治虫ファンにはかなり楽しめる展示となっているのでお見逃しなく!今週の日曜までですが!!
ちなみに世田谷文学館はこんな中々面白い建築になってます。

世田谷文学館 入口外観

そうだ、「アドルフに告ぐ」読まなきゃ!!