シャルロット・ペリアンと日本

シャルロット・ペリアンと日本 A4フライヤー

目黒区美術館でル・コルビジェのアトリエで働いていた建築家(むしろインテリアの印象が強い)のシャルロット・ペリアンの展示が開催されているので行ってきました。

展示タイトルにある通りこの展示ではペリアンの作品展というよりも、ペリアンと日本との関わりをまとめた展示となっています。
その為、ル・コルビジェのアトリエ時代の話はスキップして板倉純三(コルビジェのアトリエ時代の仲間)から貰った日本への招待の手紙から始まります。

その為、この展示は作品よりも写真や資料などの展示がメインとなっています。とは言っても勿論作品も展示されているのでご心配なく!!
正直、自分は現物至上主義なので資料がメインの展示はあまり好きではないんですが、ペリアンがどのように日本の影響を受け、何を残していったのかなどが面白く気付いたらのめり込んで読んでました。

個人的に非常に面白いと感じたのは徹底された合理的な考え方をしていて、箱のレイアウトを自由に変えられるステンレスフレームの棚(名前忘れた…)やユニットバス、オープンキッチンなどが誕生した理由というのがよくわかります。
また各作品の中にコルビジェに通じる所や日本の影響を受けている点なども伺えて非常に興味深いです。

日本に来て撮った写真も多く展示されているんですが、その写真に写っているのがコルビジェのアトリエの仲間である前川國男、板倉純三を始め柳宗理、岡本太郎、丹下健三など様々な業界の有名人が写っていて、どれだけ日本のクリエイター達にとって重要な人物だったのかがわかります。

また最後にペリアン本人が語る学校卒業後からの映像が上映されてますが、これがまた面白い。大抵この手の功績を残した人は挫折を乗り越えて成功というのが定番(?)ですが、彼女の場合は初っぱなに成功して(屋根裏のバー)お金と栄光を手に入れちゃったんだとか。
でもそれに満足できなかった所に知り合いにコルビジェを教えてもらい衝撃を受け、アトリエに個人で訪問したもののやってる事が違うと断られ帰り際に今度展示やるからよかったら来てねーと招待したら、その展示で代理の人が来て「君、採用」と。あとはそこで知り合った日本人に誘われて〜といった感じ。

有名な作品も展示されてあり、面白いですがタイトル通りやはり日本との関わりの展示であるため作品も日本の素材を使ったもののエリアが一番広く、何より全体を通してみてやはり資料の展示がメインだと思います。
それ故に興味ない人にとってはインテリアが少なくて面白くないと思う人も多いかと思いますが、シャルロット・ペリアン本人に興味ある人にはかなり面白いかと思います。

残念だったのは展示は時系列に進んでいくため順に見ていくのが面白く見るのに重要なのに、各エリア内で見る順序がわかりにくいという点。
全4章のうち2章分も見る順番を間違えて、途中で違和感を感じました。うーん、順路が欲しかった…

今週末(6月10日)までなので行こうと思っている方は忘れずに!