イ・ブル展:私からあなたへ、私たちだけに

イ・ブル展 A4フライヤー

韓国の女性アーティスト、イ・ブルの展示が森美術館で開催されているので行ってきました。
よく知らないアーティストの展示はかなり当たり外れが激しいため、どうしようか迷ってましたがユカデザインのユカさんに薦められて行ってきました。ちなみにユカさんは2回見に行ってるぐらいオキニのようです。

フライヤーなどを見る限り白を主体とした清潔感のある女性らしい作品なんだろうなと思っていたら初っぱなから覆されました。初めの作品は臓器か木の根をモチーフとしたようなエグい感じの作品。
自分がエグい作品に苦手意識がないので(むしろ好き)問題ないんですが、ちょっと意外。

まぁエグい系は多くの人が通る道だからなと勝手な解釈をして、先に進むと今度は骨格やフレームを意識したような極限まで削ぎ落としたような作品。この作品の変わり方を見てグロテスクな作品が好きだった美大生が骨格の美に取り憑かれて作品だけでなく、自らも拒食症に走ったんではと勝手な想像をしてました。

と思いきや今度は卵型の車ようなカプセルポッド(一人カラオケボックスらしい)、未完成のアンドロイドのような作品などドンドン作品が変わっていく様は、まるでより自分の世界観にあった表現を模索し続けてるような印象を感じました。

後半になると作品の規模も大きくなって人よりも大きい作品も多く展示されています。
岩の中に入って足音の反響音を聞く作品(動かないと反響しないため初め意味がわからず立ちっぱだった)や、機械のフレームのようなものを合わせ鏡のように無限に映しこませた作品など、ジャンルも様々で非常に面白みがあります。
またこの規模の大きい作品の置いてあるエリアは床が全面鏡張りになっているので女性にとっては非常に危険な、男性にとっては非常にありがたいエリアになってます。

統一感はあるものの時間と共にこれほど作品が変化していく(題材、素材共に)アーティストは少ないので現代アートが好きな人には一見の価値があるかと思います。

ちなみに作品の多くは手の届く所にありますが、ご存知の通り展示されてる作品はお触り厳禁なので気をつけましょう。
おじいさんが宙吊りの作品を押してクルクル回して係員に注意受けてたので。