ザ・タワー 〜都市と塔のものがたり〜

ザ・タワー〜都市と塔のものがたり〜

いよいよ今月の22日から開業する事で話題になっている東京スカイツリーですが、それに便乗して江戸東京博物館では東京スカイツリー完成記念特別展と題してザ・タワー展が開催されているので行ってきました。

あまり下調べしないで行ったため、てっきり世界各地のタワーを模型と合わせて紹介でもしてるのかと思ってたんですが全然違う内容でした。ちなみに江戸東京博物館の設計はメタボリズムの菊竹清訓です。

予想を大きく外れたタワー展ですが、じゃあどういった内容かというとタワーの起源から始まり、時代によって塔がどのように変わってきたのかを資料(主に絵画や写真)と合わせた紹介になってます。

起源では旧約聖書に登場するバベルの塔や五重塔などの仏塔の解説から始まり、江戸時代には一般市民の楽しめる塔はなかったけど代わりに木造のハリボテの富士山があって人気だったとか、塔そのものだけでなくかなり広義的な内容でした。

特に大きく扱われていた印象があったのはパリのエッフェル塔と昔浅草にあった凌雲閣というレンガ造りの塔です。

エッフェル塔は鉄塔という理由から当時石造りの建築物が多かったパリの街並みの景観を壊すと多くの反対があり、完成後も改築案がいくつもあったようでその改築イメージ図なども展示されてました。その改築案が面白く、エッフェル塔の両サイドに小さなタワーを付けたものや先端が丸くなったまるで新興宗教を彷彿とさせるような奇抜なデザインがいくつも上がっていました。

日本では浅草に12階建ての凌雲閣というレンガ造りの塔があったんですが、こちらは関東大震災で8階部分からポッキリ折れたようで二次災害を防ぐために完全に取り壊しになったようです。レンガ造りというのもあって味のある建物なので現在残っていたら面白いのに残念。ちなみに常設展ではこの凌雲閣の模型が展示されています。

江戸東京博物館の常設展に展示されている凌雲閣模型

結構デカイ。

他に面白かったのは通天閣で今のは二代目だということ。初代通天閣はエッフェル塔と凱旋門を足したようなデザインで「あぁ、大阪人っぽいなぁ・・・」と(笑
もちろん日本で一番人気であろう東京タワーの紹介もあり、お土産や入場券なども展示されてましたが東京の代名詞といえる割には中身は薄かった印象です。
スカイツリーに至っては模型がある程度でほとんどありません。まぁ、まだ開業してないですしね(笑

色んな塔を見たい知りたいという人にとってはガッカリする内容かもしれませんが、個人的には塔の雑学が中々面白かったのでこれはこれでよかったです。

ちなみに塔繋がりでか常設展内に太陽の塔の顔が展示されているので、興味ある方はそちらもドウゾ。

太陽の塔の顔

これも結構デカイ。

常設展は江戸や明治時代など昔の再現模型などが沢山展示されてあって見応えあるので一度も見たことない人は見ても損はないかと思います。自分はすごい久々だったのでココだったかと思い出しました。