第9回 竹尾賞

第9回 竹尾賞 - A4フライヤー

竹尾見本帖本店で開催されている「第9回 竹尾賞」を見てきました。竹尾賞は

ヴィジュアル・コミュニケーションのあり方を深く洞察する活動、またはその発展に努力している人を推奨・称賛し、表彰するもの(サイト引用)

という事ですが、まぁ簡単に言うなれば中身(コンテンツ)、見た目(デザイン)、出来栄え(造本)が優れてる本に送られる賞です。

上記三要素が重要になってくるので選ばれているのは比較的真面目な内容の本が多いです。その中でちょっと異彩を放っているのがデザイン書籍部門の審査員賞を受賞した「ほしいも学校」ではないかと。

佐藤卓氏によるデザインで本と一緒に干し芋自体をセットというやり方も評価されての受賞なのではないかと。

個人的に気に入ったのは優秀賞の「書影でたどる関西の出版 100」と「八木保の選択眼」。前者は辞書のようなハードカバーながら持って読んだ際にハード独特のページのめくり難さを解消してあり、後者は表紙が倍近いサイズを折りたたんだものになっていて思わず表紙を外したくなるような仕掛けになっています。

どちらも新しい手法の造本という訳ではないですが、内容に合わせて制作者の読者に対する心遣いなどが感じられる本かと思います。他の受賞作品も同様の理由で選定の三要素のバランスがいい作品かと思います。

また受賞作品で一番おすすめの本は「フォントのふしぎ ブランドのロゴはなぜ高そうに見えるのか?」です。以前ヒビヅレの方で紹介したフォントディレクターの小林章さんの本で非常にわかりやすくブランドのロゴの魅力を紹介してあります。

しかし紙の本は持って読んでみて気付く色々な工夫があって面白く、電子書籍にはない醍醐味の一つかと。
ちなみに会場の様子はこんな感じです。

第9回 竹尾賞 - 会場風景