フレデリック・バック展 – 木を植えた男。

木を植えた男。フレデリック・バック展 A4チラシ

7月に始まって会期が3ヶ月もあれば余裕だろうと思っていたらもう終わるという事に気づいて、慌てて東京都現代美術館で開催されているフレデリック・バック展を見に行ってきました。

この展示の一番のメインはアカデミー賞を受賞した「木を植えた男」というアニメーションになります。その見せ方が中々面白く10編ぐらいに分けて、その中で均等に間隔を開けて3つを同時に流していました。
映像作品はどうしても途中から見ることになってしまったりして待ったりで見るのに時間がかかってしまうので、小分けにすることで待ち時間を減らせるナイスなやり方です。

またこのアニメの面白いのが世界観に合わせて絵の描き方が変わるという点。初めの荒野のような世界では木炭で描いたような無彩色に近い掠れたタッチでしたが、後半では印象派のような点描で色鮮やかなタッチになるというもの。
しかも手描きのコマアニメならではのムラや、シーンの繋ぎ、更に独特のカメラワーク(カメラじゃないけど!)などが非常に面白く参考になります。
そうそう、これがコマアニメのよさだよ!などと一人で興奮してました。

この展示ではフレデリック・バックの生い立ちとも言える展示になっていて幼少期の頃から今に至るまでの作品をほぼ時系列で展示されています。なのでアニメ作品が出てくるのは後半のため、しばらくは絵画やスケッチ、素描の展示が続くため「あれ?何の人だっけ?」と錯覚してしまうこと受け合い。

また全財産が自転車と絵と画材を入れた鞄と30ドルという状況で会った奥さんに3日で求婚するなど生い立ちも面白いので展示作品とあわせて紹介文も合わせて読むとより楽しめると思います。

気を付けなければいけないのは作品数がものすごく、しかも後半は映像作品が出てくるためまともに見ると3時間以上かかってしまうのでじっくり見たいという人は時間に余裕を持って行くことをオススメします。
自分は閉館時間に追われ途中から流し見みたいな感じになってしまいました…。

天才というよりかは努力による秀才系の印象を受け、その凄まじいほどの膨大な量の絵を描いてきたからか作品によってまったく違う世界観があり何て器用な人なんだ!と思ったほどです。アニメのフィルムも置いてありますがおかしいんじゃないかと思うぐらいス・ゴ・ス・ギ・ル!!

ちなみに出口ではコクリコ坂からの海ちゃんのサイン色紙が置いてあるので、一人一枚貰うことができます。(海ちゃん『を』描いたサイン色紙って書いたほうがいいと思う)

コクリコ坂からの海ちゃんを描いたサイン色紙

知り合いに小さなお子さんがいる人は「Goro Miyazaki」とでも書いてプレゼントしてあげよう!!